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2005年10月9日
ピエール・ブランシャール&ドラド・シュミット埼玉公演ジャン研ロビー演奏
レポート by ユキナベ




ピエール・ブランシャール&ドラド・シュミット埼玉公演でのロビー演奏を報告します。
この日のイベントは「彩の国ワールド・ミュージック・フェス」の2日目。広い会場あちこちでライブ演奏やパフォーマンス、映画上映が行われておりました。 メインのコンサートは第1部がローナ・ハートナー/DJクリック、第2部がピエール・ブランシャール&ドラド・シュミット カルテット、第3部がファンファーレ・チョカリーア。で、我々はジャンゴラインハルト研究会としてメインコンサート前と幕間にロビーで演奏。

・楽屋入り

そ〜なんです、今回は楽屋が用意されていたのです。ステージに1番近い楽屋がドラド・シュミット御一行様、その隣がファンファーレ・チョカリーア… で、一番端の狭い部屋がジャン研… とはいいながらソーソーたる出演者と同格の扱いなのでありました。 楽屋入りのときに、ドラドが私を見つけて声を掛けてくれました。覚えていてくれたことに大感激であります。さっそくCDにサインを頂きました。

・ケータリング・ルーム
他の出演者と同格なので、ケータリング・ルームも出入り自由なのであります。とは言うもののアマチュアの我々は、オトナの判断で食事は遠慮して飲み物だけ頂いておりました。 ケータリング・ルームでサムソン・シュミットとの談話中の出来事。 ベースの阿部君にタバコをもらい、一服した後にサムソンが一言「タバコのことはパパに内緒ね」。 え〜! 高校生じゃあるまいし〜 もう26歳だろ! どうやらドラドはサムソンがタバコを吸うことを許していないらしい。なのでコレを読んだ方はパパ・ドラドに告げ口しないよ〜に。

・ロビー演奏1回目
開場時間の3時30分から30分間演奏。メンバーは私(ギター)、甲森(ギター)、阿部(ベース)、山本(バイオリン)-以上 Hot Club de Yokohama - おはゆたさん(マンドリン)、ののさん(ギター)、coz さん(ギター)の7名。演奏曲は「Mire Pral」「Sweet Sue Just You」「Les Yeux Noirs」などおなじみの曲ばかり。「Minour Swing」では高校生の松林君が参加。 入場したお客さんが大勢取り囲んで聴いてくれました。で、ふと見ると人垣の中にドラド、サムソンなどが… あ〜緊張した〜。


・コンサート開始

第1部はローナ・ハートナー/DJクリックなのですが、このステージはジャン研関係者には賛否両論。 ジプシー・ミュージックとDJミックスの融合という新しいスタイルで私は楽しめました。…が、会場を揺るがす大音響、なかには耳をふさいでしまう人も…。 会場を抜けて楽屋へ向かうと、ドラドたちが演奏曲の最終チェック。面白かったのは「Dinette」の練習の様子。ドラドがエンディングを間違えまくり、サムソンとピエールに確認しながら仕上げておりました。

・ロビー演奏2回目
メンバーは1回目ほど緊張した様子もなく「Love」と「Anniversary Song」を演奏。「Anniversary Song」のエンディングはテンポをドンドン早くしていくスタイルで、たくさんの拍手をいただきました。


・コンサート第2部

いよいよお目当てのピエール・ブランシャール&ドラド・シュミット カルテットの登場であります。演奏が始まるやいなや会場の雰囲気が変わりました。あ〜これがホンモノの凄さだなと実感。 2曲目でドラドがソロの後にバッキングをしていると弦が切れてしまいました。どうするかと見ていると、そのまま3曲目の「Nuages」に突入。ピエールがテーマを弾いている最中に無事弦を張り替え、ドラドのソロに間に合いました。弦の張替えの素早さもプロの技でありました。 ここでスタッフが私のところへ来て「スペア用にギターを貸してもらえますか?」 ということで私のギターが舞台袖へ登場。もう弦は切らないだろうと見ていると、今度はサムソンがブチ! さっそく私のギターを弾いていただきました。その間にサムソンのギター(Dell'Arte ANOUMAN かな?)の弦を張り替えて渡しました。あ〜感激… だったのですが、サムソソンがやってくれました。演奏終了後、ステージを降りる時に後ろにあった私のギターに気づかず蹴飛ばしてくれました。ガツン! とギターはステージ上を2回転。後でチェックしてみると指板の一部がホンの少し欠けていました… トホホ… でもコレも勲章みたいなものと思うのであります。思えばこのギターはモレノに始まり、ニニン、ビレリ、チャボロ、ドラド… その他多くのマヌーシュに弾いていただいたわけで、キズのひとつひとつが思い出であります。 にしても、蹴飛ばされたのは初めてでした。 ドラド達の演奏は素晴らしく、ピエールとドラドのバイオリン二重奏も聴けました。サムソンはリズムギターに徹してソロは全く無し、あくまでも主役はピエールとパパ・ドラド。演奏の最後の方では客席はオールスタンディング、大盛り上がりのコンサートとなりました。

・ロビー演奏3回目
のハズでしたが、ホンモノのスゴイ演奏を目の当たりにしたお客さんに我々の演奏を聞かせるのは… ドラドたちの余韻が台無しになってしまいます。ということで主催者と相談の結果、演奏は取りやめ。

・コンサート第3部
ファンファーレ・チョカリーアのステージ。いゃ〜、迫力ありましたねぇ〜。ジプシー・トラッドだけじゃなくポピュラー・ナンバーやラテンナンバーなどを独特のブラスアレンジ。ジプシー・ブラスを生で見るのは初めてだったので圧倒されました。歌あり踊りあり… エンターティメントあふれるステージ構成。 ジャン研メンバーはというと、お目当てのドラド御一行の演奏の余韻にひたるためか、コンサート会場へは行かず楽屋のモニターでステージを眺めておりました。…が、誰ともなくケースから楽器を取り出してジャムが始まってしまうのでありました。弾き足りなかったんですね。

・打ち上げパーティー


全ての演奏とサイン会終了後に会場内のレストランで行われた打ち上げに我々も参加。なんといっても楽屋まである出演者ですから。各出演者グループの紹介のときには我々ジャン研も満場の拍手で迎えられました。といっても早めにアルコールを入れたルーマニアのジプシーブラス勢は、何が起こっても訳もわからず拍手拍手の嵐でありましたが… ほとんど学生コンパ状態でありました。 さいたま市の偉い方の挨拶「え〜、本日は私たちの文化事業として…」 ルーマニア・ジプシー勢「オー! ○×△! △▼○〜! イェー!」パチパチ!「ナントカ!」パチパチ! 主催者挨拶「ではこの辺で今日出演の…」 ルーマニア・ジプシー勢「オー! ○×△! △▼○〜! イェー!」パチパチ!「ナントカ!」パチパチ! マネージャー挨拶「I think , today is …」 ルーマニア・ジプシー勢「オー! ○×△! △▼○〜! イェー!」パチパチ!「ナントカ!」パチパチ! まぁ、こんな状態でありまして、ルーマニア農村のジプシーオヤジたちのハイな状態を満喫いたしました。 (写真がボケボケでスイマセン。でも雰囲気は伝わるかと思います) そんな中にいると、あのドラドさえ物静かなフランス紳士に見えてくるから不思議です。 なので、我々はドラド御一行にサインを頂き記念撮影して早々に引き上げた次第。 ちなみにサムソンは前夜から朝までのジャムセッションを行い、非常に疲れたとのことでパーティーは欠席でありました。



以上、ロビー演奏の報告であります。本来はスウィング・ニグロッツがメインで行う予定のロビー演奏でしたが、バンドの都合で私に任された次第。私では少し荷が重いと一度は断ったのですが、成り行きで演奏することになりました。おかげで大変楽しい1日を過ごすことができました。 ど〜か また、こんな機会が訪れますよ〜に。(ユキナベ)






日本ジャンゴ・ラインハルト研究会

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